センチュリー(プラグインハイブリッド車・E-Four Advanced)SUV「ショーファーカー」

センチュリー SUVの概要

トヨタのSUV型センチュリーは、単なる高級SUVというより、後席の快適性を最優先した「ショーファーカー」です。運転を楽しむためのSUVというより、オーナーや要人を後席で快適に移動させるための車という位置づけです。

「E-Four Advanced」はグレード名ではなく、プラグインハイブリッドシステムと電気式4WDを組み合わせた駆動システムの名称です。グレードとしては、基本的に4人乗りの「CENTURY」が設定されています。

価格とグレード

グレード構成

現時点で確認できる基本グレードは、次の1グレードです。

  • グレード:CENTURY
  • 乗車定員:4人
  • パワートレーン:V6 3.5Lプラグインハイブリッド
  • 駆動方式:E-Four Advanced
  • 車両本体価格:2,700万円
  • EV走行距離:69km
  • ハイブリッド燃費:14.2km/L

千葉トヨタの掲載情報でも、車両本体価格は2,700万円、E-Four、EV走行距離69km、4人乗りと案内されています。<<4>>

一方、販売店によっては2,500万円と掲載されている例もあります。<<2>>
これは掲載時期、価格改定前後、地域販売店側の情報更新時期などの違いが考えられるため、購入時はトヨタ販売店で最新の見積もりを確認するのが確実です。

実際の購入価格

2,700万円は車両本体価格であり、実際には次の費用が加わります。

  • 税金・自賠責保険
  • 登録諸費用
  • 納車費用
  • 任意保険
  • メンテナンス費用
  • ボディカラーや内装などのメーカー・販売店オプション
  • 特別仕様や個別カスタマイズ費用

そのため、オプションや諸費用を含めた総額は、2,700万円を大きく上回る可能性があります。

パワートレーンと走行性能

V6 3.5Lプラグインハイブリッド

搭載されるのは、V6 3.5Lエンジンを中心としたプラグインハイブリッドシステムです。

  • システム最高出力:303kW、約412PS
  • EV走行距離:満充電時で約69km
  • 駆動方式:電気式4WD「E-Four Advanced」
  • エンジンと前後モーターを組み合わせて駆動

システム最高出力は303kW、約412PSとされており、車体の大きさや重量を感じさせにくい余裕のある動力性能が期待できます。<<1>>

E-Four Advanced

E-Four Advancedは、前後のモーターを使って路面状況や走行状態に応じて駆動力を配分する電気式4WDです。

前後のトルク配分は、走行状況に応じておおむね次の範囲で制御されます。

  • 前後トルク配分:100:0~20:80
  • 舗装路での安定した走行
  • 雨天や滑りやすい路面でのトラクション確保
  • 発進時や加速時の安定性向上
  • 車体の大きさを感じさせにくい旋回・姿勢制御

一般的な機械式4WDとは異なり、前後モーターを電子制御することで、状況に応じて細かく駆動力を調整するのが特徴です。<<1>>

後輪操舵とリヤコンフォートモード

大柄なボディを扱いやすくするため、後輪操舵のDRSも採用されています。

  • 低速域では取り回しをサポート
  • 高速域では車線変更時の安定性を向上
  • 車体の大きさに対して自然な旋回感覚を追求

また、後席乗員の揺れや不快感を抑える「リヤコンフォートモード」も特徴です。路面から伝わる振動だけでなく、加減速やコーナリング時の揺れにも配慮し、後席での移動時間を快適にする方向で制御されます。<<1>>

主な装備

エクステリア装備

確認できる主な装備は以下のとおりです。

  • 20インチアルミホイール
  • 4眼LEDヘッドランプ
  • パノラマルーフ
  • 大型ボディによる堂々としたプロポーション
  • プライバシー性を重視したリヤガラス
  • 3段階調光機能付きプライバシーガラス

2025年6月のマイナーチェンジでは、3段階の調光機能を持つプライバシーガラスが採用されたと報じられています。後席の視線対策と開放感を、状況に応じて切り替えられる装備です。<<3>>

後席装備

センチュリー SUVの中心的な価値は後席です。主な特徴として、次のような装備が挙げられます。

  • 後席左右独立の快適シート
  • 電動リクライニング
  • 電動オットマン
  • リヤコンフォートモード
  • リフレッシュシート
  • フルフラットに近い休息姿勢
  • 後席用の各種操作機能
  • 高い遮音性と静粛性
  • 後席のプライバシーに配慮したガラス

リフレッシュシートは、座る・休む・仮眠するといった用途を想定した装備です。後席を単なる座席ではなく、移動中の執務・休息空間として使えるように設計されています。<<2>><<5>>

オーディオ・通信関連

装備情報としては、次の内容が確認されています。

  • コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオPlus
  • 後席向けの快適装備
  • 18スピーカーのサウンドシステム

ただし、オーディオシステムの仕様や標準装備・オプションの区分は、販売時期や仕様によって異なる可能性があります。見積もり時には装備表で確認するのがおすすめです。<<4>><<5>>

運転支援機能

高級車に求められる安全性・運転負担軽減にも対応しています。

  • Toyota Safety Sense系の安全運転支援
  • 高速道路や自動車専用道路での運転支援
  • 衝突回避・被害軽減支援
  • 車線維持支援
  • アダプティブクルーズコントロール
  • 駐車時の周囲確認支援
  • トヨタ チームメイト

センチュリーは後席重視の車ですが、ボディサイズが大きいため、駐車時や狭い道路での運転をサポートする機能も重要です。<<5>>

ボディサイズと使い勝手

確認できる主要寸法は次のとおりです。

  • 全長:約5,205mm
  • 全幅:約1,990mm
  • 全高:約1,805mm
  • 乗車定員:4人

全幅が約1,990mmあるため、一般的な国産SUVよりもかなり大きい部類です。<<3>><<5>>

購入前には、次の点を必ず確認したほうがよいでしょう。

  • 自宅の車庫幅
  • 機械式駐車場の対応可否
  • 商業施設やホテルの駐車スペース
  • 狭い道路でのすれ違い
  • 充電設備の設置場所
  • 車庫の天井高とドア開閉スペース

後輪操舵やカメラ・センサーによる支援はありますが、車幅そのものが小さくなるわけではありません。特に全幅1,990mmは、都市部の駐車場では注意が必要です。

センチュリー SUVの特徴

1. 後席を最優先した設計

一般的な高級SUVでは、走行性能や外観、運転席の装備も重視されます。一方、センチュリー SUVは、後席に座る人の快適性を最上位に置いています。

  • 揺れの少ない乗り心地
  • 高い静粛性
  • プライバシー性
  • リクライニングやオットマン
  • 車内での休息・執務への対応
  • 専用車らしい落ち着いた内装

「自分で運転して楽しむ車」というより、「移動中も仕事や休息に集中したい人」のための車です。

2. SUVならではの存在感

従来のセンチュリーはセダンのイメージが強いですが、SUVタイプでは高いアイポイントと大きなボディを持ち、セダンとは違った威厳があります。

  • 乗り降りしやすい着座位置
  • 大きなボディによる安心感
  • 4WDによる安定した走行
  • セダンとは異なる堂々としたスタイル
  • 悪天候時や長距離移動での安心感

3. EV走行が可能

約69kmのEV走行が可能なので、日常の送迎や近距離移動であれば、エンジンをほとんど使わずに走れる可能性があります。<<1>><<2>><<4>>

  • 発進・低速時が静か
  • 排出ガスを抑えやすい
  • 日常の短距離移動で燃料消費を抑えられる
  • 自宅で充電できれば、近距離利用の利便性が高い

ただし、実際のEV走行距離は、気温、エアコン使用、速度、乗車人数、路面状況などによって変わります。

4. 日本の伝統を取り入れたデザイン

センチュリーらしく、派手さを前面に出すよりも、品格や落ち着きを重視したデザインが特徴です。

  • 日本的な格式を意識した造形
  • 控えめながら存在感のあるフロントマスク
  • 上質な素材と仕上げ
  • 後席の乗員を引き立てる落ち着いた空間
  • セダンのセンチュリーとは異なる重厚なSUVスタイル

人気のポイント

  • 後席の快適性:リクライニング、オットマン、フルフラットに近い姿勢、リフレッシュシートなど、後席で長時間過ごすための機能が充実しています。
  • 圧倒的な希少性:2,700万円級の国産車であり、街中で頻繁に見かける車ではありません。一般的な高級SUVとは違う、特別な存在感があります。
  • センチュリーというブランド:センチュリーは、トヨタの中でも特に格式の高いブランドです。単に装備が多いだけでなく、ブランドの歴史や日本的な品格を重視する人から評価されています。
  • 静かで滑らかな走り:PHEVと電気式4WDにより、モーターの滑らかな駆動力とV6エンジンの余裕を両立しています。特に後席では、加速時や低速走行時の静かさが魅力になります。
  • SUVの実用性:セダンよりも乗り降りしやすく、視界も高めです。4WDであることも含め、送迎車として悪天候や長距離移動に対応しやすい点が支持されます。

注意点・購入前に確認したいこと

  • 価格が非常に高い:車両本体だけで2,700万円級です。維持費、保険料、タイヤ、税金、車検、充電設備なども一般的な高級車以上になる可能性があります。
  • 大きくて駐車環境を選ぶ:全幅約1,990mm、全長約5,205mmのため、自宅や訪問先の駐車場に入るかを事前に確認する必要があります。
  • 4人乗りに割り切られている:乗車定員は4人です。後席の快適性は非常に高い一方、5人以上で乗る用途や大人数での送迎には向きません。
  • EV走行距離は使用条件で変わる:公表されているEV走行距離は約69kmですが、実際の走行距離は気温やエアコンなどの影響を受けます。毎日の走行距離が長い場合は、充電環境と給油を組み合わせた運用が現実的です。
  • カスタマイズ費用が大きくなりやすい:センチュリーでは、内外装の個別仕様や特別な仕立てに対応できる場合があります。選択内容によっては、車両価格からさらに大きく上乗せされる可能性があります。<<5>>

まとめ

センチュリー SUVの「CENTURY E-Four Advanced」は、次のような車です。

  • V6 3.5Lプラグインハイブリッド
  • システム最高出力303kW、約412PS
  • EV走行距離約69km
  • 電気式4WD「E-Four Advanced」
  • 4人乗りの後席重視レイアウト
  • 後席リクライニング、オットマン、リフレッシュシートなどを装備
  • 後輪操舵やリヤコンフォートモードを採用
  • 20インチホイール、4眼LED、パノラマルーフなどを設定
  • 車両本体価格は現時点でおおむね2,700万円
  • 全幅約1,990mmで、駐車環境には注意が必要

一言でいえば、「日本製の格式と、現代的なPHEV・電動4WD・後席ラグジュアリーを融合した、超高級ショーファーSUV」です。自分で運転する楽しさよりも、後席で静かに過ごす時間や、他にはない特別感を重視する人に向いています。

※価格・装備は確認できた販売店情報および公開情報に基づくものです。トヨタ公式の最新価格表・見積もりでは仕様変更やオプション区分が反映されるため、契約前の確認が必要です。情報確認日:2026年8月29日。

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